1st ALBUM『SAD COMMUNICATION』の全楽曲を、発売日より毎日10日間にわたりメンバー自ら解説していきます。
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※毎日22~23時頃当日分がアップされる予定です

遠くへ行きたい


「遠くへ行きたい」をPOLTAでやるのは反対でした。すぐる君の曲はすごく好きだけど、それまで作ってきたPOLTAをゼロにする曲なんじゃないかと思いました。歌謡曲だと思いました。私は歌謡曲はあまり詳しくないし。でもすぐる君はこれは歌謡曲ではないという。よく分からなかったです。
でも、自分の歌がみんなのところへ飛んでいくのがよくわかりました。私は、ドレミファソラシドの「シ」の音を歌うのが好きだし多分一番得意な音で、それを知ってか知らずかすぐる君はサビ後半の盛り上がりのところに、その音を持ってきたのです。だからかな、この曲歌うのは最高に楽しい。カラオケになって嬉しいです。
あと、CDの発売と一緒に世に出したかったから、先にMV作っちゃうの?って感じでした。なのでMVの私は若干不機嫌に見えます(笑)しかもコスプレ…。
リリース前にして再生回数が6万回。スイスに誘ってもらったのもこのMVがきっかけ。Eテレココロ部のオープニングにもなって、この曲の力はなんなんだ、って感じです。
私のこだわりは小さなものだったのかな。新しい場所へ、連れていってくれた曲です。

尾苗愛(Gu&Vo)

これは、中央線に乗って東京駅に通勤する道すがらに思いついた曲。一人では、憂鬱な通勤電車を抜け出して、下り方面電車に飛び乗る、なんて芸当は無理なんだけど、「君」がいるならそれもアリなんじゃないかなんて、そう思って書いた詞ですね。
そこに往年の名曲・ジェリー藤尾さんの「遠くへ行きたい」へのオマージュと言いますか、イメージを重ねていって完成しました。
自分にとっての「昭和」とはこうではないのかな?みたいな事を考えつつ、色々な要素で魔改造して完成した感じの曲ですね。
基本的に僕の提出したデモそのままの構成・アレンジなので、こざっぱりしてる感じですね。

傑(Ba&Vo)

みそじれーしょん


きゃりーちゃんの「ふりそでーしょん」は可愛くてキラキラでも、尾苗の歌う「みそじれーしょん」は、くすんでいたらどうしよう。
これまた歌うのに抵抗ありました。(女性目線ですが、すぐる君の作詞曲です。)でも、7年前には歌えなかった曲。年齢的にも若かったし、高い声も出なくて技術的にも無理だったと思うな。キーの設定はチャレンジしてみたくて、私が決めました。
なんかバカで恥ずかしいけど、この曲歌ってると元気でます。「死ぬのやだな」とか、思ってるけど普段の生活で口に出せないし。「どうでもいいよ」だってそう。
あぁ、口に出すのっていいなって思います。
結果、このアルバムで私、一番よく聴いてます。今だ!って曲だし、脂が乗ってる曲だと思うので、アルバムの2曲目に持ってきました。
サビの、何回も出てくる「デデデデー」をみんなで合わせるのも楽しいです。
年を重ねるとどうでもいいつまらないことが楽しくなってくることもあるなって思います。

尾苗愛(Gu&Vo)

誰も使ったことが無い言葉を使う、とか、今までにないニュアンスを言葉に込める、だとか、やはり意識したりすることって誰しもあると思うんですよね。この曲では、おそらく日本で初めて「チュードンイーコーテルイーガー」という言葉が歌詞に使われたのではないかと思います。これは餃子の王将でのスタッフさんの注文コールです。
そして意図的に、歌詞に使うと馬鹿みたいな言葉とか、使うと微妙な言い回しや繰り返しを使っています。なんでかというのを説明するのはトゥーマッチなので控えますが。
サウンド的にはもう少しハードロック調をわかりやすく出すべきだったなと思っています。
追記:しつこく出てくるサビのコード下降は、The Cure「Boys Don't Cry」から。これは、この曲が Girls Don't Cryであって欲しいな、という意図でいれました。僕は若い女の子よりも30代〜40代女性が好きなんですが、すごく頑張ってる30代〜40代の女の子が胸をはれるように、背中を押す曲を作りたいっていう気持ちすごくあります。

傑(Ba&Vo)

ロマンス


切ない夏の恋のように聞こえるかもしれません。
しかし、実はこれも女の子同士をイメージしてて、憧れの子とお話ができた、奇跡的な日の話を書いています。
ちょっと考えすぎて、憧れなのか、はたまた恋心なのか、わからなくなっている状態です。
何度も言いますがPOLTAは「すみっこ」にいたひとたちなので、ヒエラルキーの高い眩しい方とお話できたことは、すぐ日記に書いてしまいます。
でも、この曲に関してはヒエラルキーではないな。一対一の話です。いろんなことを超えて、たまたま放課後二人になって、話す機会があった、みたいな。それを思い出してるイメージ。
そういう意味でも、あけたらしろめさんが作ってくれたPVは完璧で、メロと空想の中でデートできた体験は、憧れの女の子とおしゃべりできた一夜と同じなんです。
夜寝る前に思い出してどんどん広がって、夢にも出てくるほどの、胸の高鳴りです。
それは、恋だってそうだし、何に置き換えてもいいです。
空想は現実を超えるって言いたかったのかなって気もします。思い出すことはいつでもできるし、忘れてしまっても想像で補うのがいいなって。
ロマンスをバンドで合わせたとき、大げさですが、「ロマンスという曲を書けた人生でよかった」と思ったくらいです。そのくらい自分にとっては完璧というか、思い入れが強いです。 これだ、って曲がなかなかバンドに持っていけなくて、でもすぐる君はどんどんいい曲持ってくるし、と、焦っていたときでした。ロマンスのデモをすぐる君に聴いてもらって、反応が良くて、「やっとできたね!」って二人して言い合った曲でした。
コードは、私のよく使う黄金コードです。大好きな展開です。
あけたらしろめさん、静止画しかやったことなかったのに、MVの依頼を引き受けてくださってありがとうございました!

尾苗愛(Gu&Vo)

これは尾苗さんのいいところが全部出た快作です〜。間奏の流れがとても良い!
基本的にオンコードが多用されてて、ベースはずっと同じ進行です。こういうのってとてもカッコイイですよね
この曲は勝手にcymbalsを想像して最後のベースソロを考えました。沖井さんみたいには弾けないけど、僕なりの精一杯です・・
ライブだと歪ませて弾いているので、ぜひライブに足を運んでもらいたい!
PV撮影では、携帯電話の充電がなくなって江ノ島でみんなとはぐれたりしたのも良い思い出です。

傑(Ba&Vo)

すみっこがかり


友達がいない、って一言で言ってもいろんなタイプがある。シャイで話しかけられないタイプ、気の合う人がいないからそれ以外は拒否して、それなりに話せても友達だとは認めない、「友達」のハードルが高いタイプ。
私は前者、すぐる君は後者だと思うから、ひとくくりにされるとよく「全然ちがうし!」って言ってる。
リアルに「ごめん!気づかなかった」って何度も言われたことあるなぁ…。
張り合っても仕方ないか。
寂しかったのは、きっと同じ!
「あってもなくてもいいと思ってたよ君に会うまでは」
ライブで歌うときは、その「君」が目の前にたくさんいる。CD聴いてくれてる人も「君」。友達たくさんできた!
すみっこだって、世界が広がれば、絶対数が増えれば、結構なスペースになる!
自然と歌うときに気持ちがこもります。
これまた歌うのが楽しい曲で、すぐる君の計算はすごい。

歌い方も、楽しんで歌ってたら、結構クセが出ていい感じなったかなと。モノマネされてみたい!

尾苗愛(Gu&Vo)

この曲は、青春へのレクイエムなんです。
僕の暗く重かった(勝手に暗く重くしていたんですが)若かりし頃への。
偉そうな物言いや、映画や漫画などに過剰に影響されるところや、童貞特有のそういったものを愛情込めて歌詞にしたためました。これは若さへの羨望に言い換えることが出来るのかもしれません。
当事者には地獄でも、後から想い出すと、どこか甘美な数々の断片たち。
僕はもう忘れてしまっているなぁ。
森田童子さんの「たとえば僕が死んだら」に「故郷をすてた僕が 上着の衿を立てて歩いている」というフレーズがあります。
孤独を抱えながらも、君にお願いするこの曲の彼を、憧れにも似た気持ちで見ているのが、「すみっこがかり」の主人公であるわけです。孤独や死に無責任に憧れたりする時期ってありますよね。
童貞の自分語りを一蹴する、女子の「で?」がキメとなっているのは、赤裸々に書きすぎた歌詞へのエクスキューズということで。
この曲の各パートアレンジは、今のPOLTAサポートのお二人(ギターこうやくん、ドラムかずやくん)にある意味お任せだったので、一番バンド感あるんじゃないかな。ギターソロがイカす。ライブでは後奏のドラムが凄まじいので、是非観に来てね。

傑(Ba&Vo)

宇宙


このアルバムの中で一番古い曲で、perfumeがすごく好きだったときに書きました。コード進行がすごく好き。上京してすぐの頃にできたかな。この頃はMTRでデモ作ってた。その前はプレステの音楽ツクールでした。懐かしい〜。おっと脱線。

会えるとしたら誰に会いたい?ってとある人に聞いたら、あぁ、亡くなったあの人かなぁって返事がきて、若いときに質問した私は、芸能人とか憧れの人って返ってくるだろうなって予想してたから、そういう気持ちになることがこれからたくさんあるのかな、とか、その人はどういう気持ちで答えてくれたんだろう、とか考えて。

会いたいけど会えない現実を超えられるのはやっぱり想像なのかな?って。「ロマンス」とちょっと重なります。

ずっとタイトルが決まらなくて「うちゅう(仮)」だったんですが、漢字で書いたらしっくりきたので、潔く。
唯一アルバムで4分を超える曲だけど、長く感じないといいなぁ。

尾苗愛(Gu&Vo)

この曲は、POLTAをサポートし始めた時からあった曲なので、レパートリーの中では一番古いのかな。
曲そのものというよりも、アレンジにこだわりのある曲です。Bメロのアレンジについては、ドラムとベースの入る場所を細かくあーだこーだ言って変えたんですよね。よく聴くと普通だったらキックとスネアが入る場所で抜いてあったりするんですが、自分的にはこれがしっくりくるんですね。
あと、ベースの高音弦のハイフレットを積極的に使い始めたのもこの曲からですね。
僕がサポートに加入して初のスタジオは、今POLTAのサポートをしてくれている和也君がドラムを叩いていて(和也君も急遽サポートしていた)、メンバーそっちのけで意気投合したのを覚えています。
この曲とても切なげな歌詞なんですが、なんか尾苗さんのおっさんくさい性格とあってなくて面白いな、とか、こういう歌詞をもっとやったほうがいいのかなとか思ってましたね。二人組になってからも、その気持ちはあって、僕が少し切なげな可愛い歌詞を書いたりした曲もあったんですが、作詞が僕だとわかるとみんな「裏切られた!」みたいなこというので、そういう路線は少しお休みしています。

傑(Ba&Vo)

ギルティ


すぐる君がPOLTAにサポートで入ってくれていたときは、まだすぐる君の曲はやっていなくて。
僕の曲も歌ってみてくれませんか?と、一回だけライブ用に組んだユニット「エネミーマストダイ」でやった曲の中にギルティがありました。
なので、すぐる君の曲の中では一番長い付き合いの曲。

透明な青のイメージで、とってもきれいだと思う。
声が、曲に溶けているといいなと思う。
そういうイメージで歌ってます。

あと、2番の頭のブリッジミュートと、Cメロがとくに好き!バンドらしい感じがする。
とくにCメロは、このアルバム3本の指に入るくらいのグッとくるポイント。

尾苗愛(Gu&Vo)

POLTAが二人組になることが決まった時に書いた曲。
8ビートの90年代ギターロックが大好き!といった趣きの一曲。サウンド的は、各々シンプルながら絡み合うアンサンブルと、さっぱりしたメロディで、おかわりしやすいと思いますな。
歌詞については、SNSからリアルへと、飛び越えれない情けない性(当時OtoOというものが流行っていてだな)と、普遍的な踏み出せない若者の恋、みたいなものを描いたのでした。
1番から2番に続くベースリフのブリッジ部分は、もともとイントロと同じ長さあったんですけど、ROCKET Kに連れて行ってもらった初めてのPOLTA新潟ライブの後、相談を兼ねて現サポートDrの和也君(当時はROCKET KのDr)と呑みに行ったとき、今のアレンジにするように促され変更した、という想い出話もあったりします。
結構僕は好きなんですが、サブキャラっぽい曲ですね。

傑(Ba&Vo)

ステマステル


この曲はAメロが一番好きで、こういう曲を書ける人はなかなかいないんじゃないかと思います。敵わないなぁ、とも思うけど何よりこんな曲を書ける人がメンバーなんて最高です。よく聞くと何回転調してるんだって感じで、メロディ先行で作るからこねくり回さずにその歌にあったコードを拾っていくだけでこんなに面白くなるんだな。

「つけまつける」がよく流れていた頃に、すぐる君が「ステマステル」を持ってきました。「またおかしなことを…!」と思ったけどmusicるのもし売れアーティストに一度取り上げでいただいたときもステマステルだったし、演奏するとよく「あの曲好きです!」って言われます。

この曲の歌録りしたのは、このアルバムの中ではいちばん前になるかな。
花粉の季節だったのでいつもの鼻声がより一層鼻声ですが、これはこれで好きです。
アルバムバージョンはコーラスも厚めに入れました。コーラス入れるの楽しかった〜。

尾苗愛(Gu&Vo)

これもきゃりーちゃんに衝撃を受けて書いた曲ですね。ここ数年、ガツンと殴られるような衝撃を受けたのは、きゃりーちゃんとセカオワとゲス極です。いま、「ブスの極み淑女(仮)」という曲を書いています。(中略)
この曲は、ステマが流行った時に、なんかインターネット絡めて面白いことしたいな、と思って作ったんですが、あまり周りの賛同得られそうもないので曲だけが残りました。(FacebookやTwitterで勝手に拡散されるスパムアプリを作って、ステマの曲のPVを拡散する、という構想。面白いと思ったんですがね)
音像とかアレンジについては、メサブギー流行ってた頃のメロコアとかのバンド感を意識しました。(多分)ベースがなんか自分勝手なアレンジをしています。ギターソロは、のりおさん(ex- Dutch Training)の渾身の早弾き・・!これが録れた時は、二人で笑いました。
チープなシーケンスがずっとなる音楽、僕は嫌いじゃないです。
歌詞については、まぁ、なんというか、よく見聞きする話ですが、何がパクりで何がオマージュで、何が本当で、何が嘘か、みたいな部分なんですかね、核は。ステマはもう当たり前になったし、最近じゃネイティブアド(笑)が話題になって、世の中変わらないものだなぁってな気分もあるので、言葉自体は古くなったけど、歌詞としての意味はなくしてもないのかな?と思ったり。
とにかくミックスで見違えるように良くなったので、この曲は頻繁に聴いている気がします。
余談ですが、尊敬する人から「良い曲なんだからつまんない歌詞つけてんじゃないよ。」っていわれて、おちんこでたりもしたけれど、私は元気です。

傑(Ba&Vo)

キラーサンセット


放課後のあの夕日が私を殺す!ということで「キラーサンセット」です。

あんなに多感だったのに無口だったからいろんな気持ちを胸にとじこめすぎて、ふと誰かに話したときに溢れて、でも変に思われたかなとか、嫌われたかなとかずっと考えてしまって。あんな子になれたらいいなと憧れて。占い読んでおまじないして。

友達というような存在にはなれなかったけど、たまに話せた時間は何年経った今でも鮮明に覚えています。
うまく自分を出せなくて辛かったな〜とも思うけど、そういう思い出があることは幸せです。
はたから聞いたら気持ち悪い話かもしれないけど、誰かと共感できたらいいな、と思ってます。
恨みじゃないけど、パワーが出すぎてる、みたいな感じが曲で出せてよかった。

この曲をつくってから「オナエモ(尾苗の書くエモ)」というジャンルがPOLTAの中で出来てきました。

ちなみにこの曲が影響うけてるのはPCエンジンの桃太郎伝説のパスワード入力画面のBGMです。

PVもワガママ言いながら監督させてもらって、とくにAメロの自分が過去を再現できた気がして嬉しいです。

その頃の自分が想像できない自分にどんどんなっていきたいです。大人になってバンドやってる時点でオドロキですが!

尾苗愛(Gu&Vo)

学生の頃、エモと呼ばれるジャンルなんだけどちょっと弱々しいバンド(silver scooter)が結構好きだったんですが、この曲にはその影響を落としこめませんでした。少しでもベースからエモの欠片を感じる方がいらっしゃったら、それはeastern youthの影響が、コンクリートの隙間から顔出したんじゃないかな、と思います。(知らねぇよ)
これシンプルな構成の曲なのですが、録音では特に細かくベースアレンジしていません。実は、ライブでは本作の録音とは随分違うことを弾いています。一点、間奏・後奏のベースラインについては、この曲を演り始めてからというもの、ずーっと「ダサい・古臭い」と尾苗さんから指摘を受けていますが、変えるつもりは一切ございません。
PV撮影も大変想い出深いです。僕は演者の方への気配りや撮影進行の補助を務めていたのですが、撮影も佳境に差し掛かった時に披露された尾苗さんのサビでのダンスが、想像を絶する下手さで、一同言葉を失いました。(あれでも何度も撮り直したのです)
そして、このPV撮影当日、出演者の女の子の可愛さに興奮した尾苗さんが、急きょもう一本撮ろうと言い出して完成したのが、「新世界」のPVなんですねー。

傑(Ba&Vo)

30


30を歌い始めてから、もう4年近く経ったと思う。
POLTAと一緒に30を歌い続けて年をとって
毎年違う気持ちで歌っている気がする。
1年目は「年齢がテーマか…いやだな、歌詞がリアルすぎるよ」
2年目は「いろいろ考えてる人だな」
3年目は「まだ30だ、って…希望のように聞こえるけど、人生長いのはキツイし恐怖だよ」
4年目は「おっしゃ、まだ30ってこれからが勝負やないかーーーー!」
結構はっきり覚えてるな、これだけ気持ちの変化がありました。
最近は「まだ30だ」のところで、ライブ中、ニヤリとします。ほんと、年を重ねてくごとに楽に楽しくなっていくし、やっと鬱な思考の寄り道をしなくなってきた。これからの未来にはいつでもワクワクしてたいな。

あと、ギターのカッティングについては、この曲はすぐる君に何回言われたか分からない…やっと最近軽やかに弾けるようになってきた。良い演奏更新中です。

あと、この曲の自分の声、気に入ってます。とくにサビ。歌詞も風になびいてる気がして、それに合った声になったかな?

尾苗愛(Gu&Vo)

30になるずっと前に30になることを予想して作った曲だから、これはファンタジーなんですね。
意外とそういうもののほうが、なんというか適度にオブラートに包まれててて良い、みたいな側面ってあるじゃないですか。軍鶏は嫌いだけど、刃牙は好き、みたいな、ね。本質的にはどちらもファンタジーなんですけどね。結局のところは。
でもね、曲に落とし込んだからファンタジーになる側面みたいなものもあって、「もう30だ」のところ以外は事実なんですよ。ソロミュージシャンとして不能の烙印を押され、音楽を捨て就職し、毎日虎ノ門の壊れかけの雑居ビル(流通してくれているPCI様の目の前でした)の中のブラック企業に銀座線で通うわけです。OLもリーマンもこれでもかっていうくらい自分のことしか考えてないそぶりで(それも処世術というか生存本能なんですけどね)僕を蹴飛ばしたり突き飛ばしたりしていくんですよ朝晩。電車は暑いし臭いし、仕事ではドン詰めされるし、もう生きる希望をなくしかけていた時に、自分の応援歌として降りてきた曲ですね。
ここまでタダの愚痴ですね・・・。
音楽的にはコードが4つしかでてこないのがいいとこかなと思ってます。すぐコピーできるし、雑に自分の曲だって言って歌ってもらっても構わないですし、つまんない曲だって言われたら、カバーだよって言って貰えばいいですしね。
あ、ベースは、普通の4弦ジャズベースとかでは無いフレットのとこまで弾いてるので、最後の一番高い音は出ないベースが多いです。なのでコピーすることがあれば、ベースは適当に弾きたいように弾くのがいいです。文句言われたら逆ギレするのが一番カッコイイです。

傑(Ba&Vo)

新世界


この曲の作曲は私ですが、作詞が現在ayU tokiOのアユくんなんです。
もう5年前の話になってしまいますが、アユくんはPOLTAのメンバーで、
あと、ドラムのシュウくん、ベースのmegちゃんの4人で結成されたバンドでした。
新世界が出来た頃は、もうmegちゃんが辞めてすぐる君がサポートしてくれてたな。
ちょうど、アユくんが辞めるくらいに歌詞が乗って。
歌詞の意味がよく分かりませんでした。
今は分かる気がします。

「鮮やかな思い出を片付けた」

ライバルがいることは幸せです。
いい曲、いい歌詞、聴いたり見たりすると、悔しいし、幸せです。
やっぱり自分はボーカリスト&フロントマン、ではなく作ることで競いたい。順位はないけどあえて競うと言いたい感じです。

新世界、好きな曲なのにあまりライブでは目立たなかったけど、最近やっと伝わるようになってきた気がするな。

この曲の好きなところ。サビのコード進行、後半のドラム三連符、アウトロのベースライン。あと、PVもみんな可愛くてお気に入り!
奥が深くて、この曲の持っているものをもっと引き出していきたいなと思います。長い付き合いになりそうです。

尾苗愛(Gu&Vo)

「POLTAを続けさせた曲」僕にとってはそういう曲です。

何をもって”良い曲”とするのか。それはポップミュージックを作る人間にとって、避けて通れない問題のように思います。
僕は明確な基準を心の中にもっていますが、世間がいう”良い曲”との隔たりにいつも悩んでいます。

この曲は、僕の”良い曲”の基準から大きく外れているのですが、心を動かすような何かがありました。

成り立ちも歌詞も悲しい歌だな、と思います。
しかし、これは終わりの歌ではありません。始まりの歌です。
だからこそ、いまのPOLTAのアルバムの、最後の一曲にふさわしいのではないかと思います。
これが、始まりなのです。

傑(Ba&Vo)

POLTAへのメッセージ


愛ちゃんはROCKET Kに同じタイミングで加入して、富山から出てきたばかりの少女感満載で、
程なくPOLTAを結成した時は[キラキラした感じのバンドを作ったなぁー]と言う印象。

数年してドラム・ベースが脱退してライブでのサポートを依頼されて、その時一緒にサポートとして参加したのが、所謂[傑]と言う名のその人。

2回目のリハーサル後、愛ちゃん・傑くんと3人で飲みに行って(pm14:00)、盛り上がりに盛り上がり、飲みが終わったのは翌am6:00だった。。
それまでも、その後もこんな長時間飲み続けた事は無い。 楽しい思い出やけど、その後の二日酔いの地獄も同時に思い出して辛くなる。

その後僕は他のサポートや、DATSUN320に加入して忙しくなるうちに、徐々にPOLTAと接する機会も少なくなりつつあったけど、
会う度傑くんに「和也くんに叩いて欲しいなぁー」と、まるで冗談ぽくかなり本気が伺えるノリで言われては「あははー」といなし続けてきた。

そこから時を経て、DATSUN320の活動休止のタイミングで再び傑くんの
例の「和也くんに叩いて欲しいなぁー」が来て、時間的に余裕もあり「やろっか!!」

それが1年半程前でしょうかね?

僕が参加してからは怒涛で、突然スイスに誘われた!!とか、
レーベルをこっちから募集する!!とか、フルアルバム発売決まった!!とか。

僕から見て2人は人間として[徳のある人]だと思っており、なんとも不思議な縁がある2人であって、
今作[SAD COMMUNICATION]を皮切りにガシガシ日本の音楽シーンに食い込んで行って欲しいと願っておる次第であり、
皆々様も存分に期待と応援をして欲しい所存であります!!

柳原和也(Dr)

まず、2人の作る曲がいいと思います。
あと、歌の安定感がすごくあります。なので、ライブでもまず歌がしっかりしているのでちゃんとまとまるなぁと思ってます。
ただ、別に悪い意味とかじゃないですけど歌詞が暗いなぁと思いますw
でも自分の経験をストレートに表現しているので同じ気持ちの人に届くんじゃないかなぁと思います。
尾苗さんはあと少し楽器に興味を持ってください!w

二本柳昴弥(Gu)

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